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パソコンでマンガを描く
なぜデジタルで
マンガを描くのか?
まずは、パソコンでマンガを描く事の便利さについてですが、ご存知の方はサラっと読み飛ばしてください。 パソコンでマンガを描くのは難しくないのか?
自分もデジタルがない時代からマンガを描いていたので、紙に描く方がぜったい作業しやすいって思っていました。ですが、デジタルを一度使い慣れると、アナログで絵を描く事の方がとても面倒に感じてしまうかもしれません。
もちろんデジタルでマンガを描く事も不便なところはありますが、それを差し引いても、慣れさえすればメリットは大きい・・・ と、思います。

そのメリットとは・・・
何度でも描き直せる。(やっぱり、これが一番大きい)
キャラクターを描くにしても、目、顔のバランス、輪郭、髪の毛、服の線、などなど・・・一度描いてみて気に入らない線は、その場でサッと消して気に入るまで何度でも描きなおせる。もちろん背景も同様。重なった線など後から修正が困難なものでも簡単に直せる。
アナログの場合は失敗したらホワイトで丁寧に消したりするし、時間も手間もかかる。
つまり、デジタルには ある意味、ほとんど絵の失敗がなくなるのです。
スクリーントーンが使い放題!
通常、アナログの場合、スクリーントーンを普通に買うと1枚数百円するし、一度カットしてしまえば他に使えない。しかもトーンは色々な種類が欲しい・・・。 でも、デジタルの場合は何度でも使い放題だし、貼り直しもできる。 トーンをカッターで削ったような効果もやろうと思えばできます。標準で初めから入っているトーンのパターンだけでも1000種類くらい入っている。
スクリーントーンのパターンがたくさん入った素材を別途追加で購入することで更に増やすことも可能。
ペン先、インク、ホワイト等々・・・一般的な画材道具代もかからない。
道具はソフトの中で全てまかなえます。ペン先の種類、太さも自由に変更可能。
画材道具が必要ないってことは、机の上も散らからない。ゴミも出ない。
絵の複製ができる。
パコソンだから当然、コピーなんてものはお手の物。似たようなコマなど、複雑な絵を何度も描かなければいけなかった時代とはさようならです。つまり、絵を複製をして一部だけ描きなおす事も当然たやすくできるから時間も短縮される。
絵の回転拡大縮小移動ができる
描いた絵のバランスを調整できる。 デジタルでは紙と違う部分が描いている最中は大抵拡大して描いているので、慣れていないと絵全体の画面に切り替えて良く見たときに、頭が大きすぎたとか、手が小さすぎたとか、頭の角度をもう少し変えたいとか、そういうときにもこの機能で調整ができる。
とにかく修正がラク。

例えばですが、マンガを描いている最中にも、この絵を左右反転さえたいなとか、もっと大きく描けばよかったとか、ベタを塗るところを間違えた!顔の表情がイマイチとか、吹き出しの大きさが小さすぎたかな?とか、色々修正したい事が出てくると思います。ここをもっと大きなコマにすれば良かったとか。アナログであればほとんど新たに描きなおさなければいけないくらいの修正でも、デジタルならばものの数分で完成してしまう事もあります。 実際に漫画を描いていて、話の展開を見直しする場合、コマの分割をあとから変えてみたり、一度描いたコマを別のページなどのコマに移動させてみたり。そういった大胆な改造もできてしまいます。

面倒な背景も簡単に!
標準で背景のプリセットが多数用意されていたり、取り込んだ画像を背景に変換することもできるという。こういう時間のかかる作業なども簡単に終わってしまう。
これだけでも 手描きで元々作業をしていた人間からしてみたら
「こんな便利なものがあるなんて、昔に比べてズルイ!ズル過ぎる!」
って、つい言いたくなってしまうくらいです。 ホントにそう。
実際、自分も初めて使ってみたときに口に出して言ってしまいました。 こんなツールで描けば上手に描けても不思議ではない・・・と。
そのくらい使いこなすと便利すぎるツールだと思いました。